【5年間通行止めの道路にある店舗はどうなるかお猿さんでも分かります】
「中橋架け替え」工事について、栃木県が発表している期間は5年間ということですが、橋の架け替えは渇水期でなければできないため、計画通りに進むとは限りません。
なので、踏切が閉鎖される期間は最低5年間、もしかすると10年くらいかかるかもしれません。
最低でも5年もの間、中橋通りを通れないだけでなく、その後は永久に踏切まで閉鎖されてしまったら・・・。
通勤・通学で利用している方の不便ももちろんありますが、そこで生活している住民のことを考えてみてください。
足利市内を代表する商業地域ですから、商店がたくさんあります。
通りがかりに寄っていたお店なのに、わざわざ1キロ以上遠回りをしなければならなくなったら、自然と足が遠のきますよね。
それでも買いに行くという熱心なファンだって、そのお店で毎日買い物をするわけではない。
だとしたら、売り上げは先細りになり、閉店するのも時間の問題になるでしょう。
思い出してみてください。
北関東自動車道「足利インター」が完成した頃を。
JR足利駅の北側から足利インターにかけて、通り沿いにコンビニエンスストアはなくなり、別の場所に次々と新しいコンビニエンスストアが登場しました。
車のちょっとした流れで、経済の流れも変わります。
単に通りすがりの買い物客にとっては、多少お店が入れ替わったって他人事かもしれません。
でも、商店街のお店がなくなれば街は死にます。
一度、街が死んでしまえば、復活するまで20年、30年とかかります。
渡良瀬橋より北側は歴史と文化を重んじる風土があり、世界最古の足利学校、国宝の本殿がある鑁阿寺と生活も密接に関連しています。
観光客が来る場所が足利市で一番死んだ街で良いんでしょうか?
素通りどころではないです。
※断っておきますが、地域住民は水害対策のための堤防嵩上げに反対している人はほとんどいません。
住民の意見を全く取り入れず、自分たちが楽をできる方法で、国からもらった予算を使い切るためにだけ出して来た杜撰な案に反対しているのです。
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