奈良県吉野郡吉野町にある老舗温泉旅館が、ボイラー故障のため、水道水の沸かし湯を天然温泉と偽って表示していたことにつき、景品表示法違反として県が是正指導していたというニュースがありました。
指導を受けたのは昨年(平成26年)の9月であったのに、なぜ今ニュースになったのか。
吉野の温泉は花見目当てで訪れる客が多く、露天風呂から見える桜にこだわりはあっても、温泉の質にはあまり関心がない客層だと思われます。吉野の温泉はどこも循環ろ過で塩素消毒入りの宿ばかりなので、天然温泉が真湯に変わったところで、気付かない人がほとんどなのでは?
故意に偽装したのであれば問題ですが、ニュースになったのは、ちょうど中千本の桜が開花した頃でした。これでキャンセルする旅行客が増えたのではないかと考えると、ちょっとタイミングが良すぎないかと勘繰ってしまいます。
この旅館は2009年頃に新規掘削を行ったそうですが、一時的なボイラー故障なのか、温泉が枯渇したのか。
じゃらんの対応も素早く、「温泉:無」の表示に変わっていました。
所長は、今、まさに、千本桜を見に吉野に出かけています。ずっと雨の予報なので、いい写真が撮れるのか・・・。
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